(左から)宮田氏、川部氏、小林会頭、今井氏

[日商簿記全国大会「日商簿記-1グランプリ」]

川部 温生(カワベ アツキ)氏、 今井 朔弥(イマイ サクヤ)氏、 宮田 愛未(ミヤタ アミ)氏

滋賀県立八幡商業高等学校から参加し、高校生の部で第1位となったのはチーム「最適ピープルミックス」でした。同校では、全国商業高等学校協会主催の簿記実務検定を中心に取り組みつつ、部活動である簿記珠算部において日商簿記検定の取得を目指しています。日商簿記1級については、モチベーション等の高い生徒に受験を勧めており、資格取得の過程で得られる仲間との絆や成功・失敗体験を通じた「人間教育」の一環として高度な資格への挑戦を支援しています。その結果、毎年3~4名の生徒が日商簿記1級に合格するほか、税理士試験(簿記論など)への合格者も輩出しています。なお、同校は2026年8月7日に開催される第3回全国高等学校日商簿記選手権(日商簿記甲子園)本選に出場予定です。

チームメンバーである川部さん、今井さん、宮田さんからはそれぞれ、以下のコメントをいただきました。

「日商簿記3級、2級とステップアップするにつれて簿記の面白さに気づいた。当時は将来の進路が全く想像できない状態だったが、この機会に簿記を生かした進路へ進もうと1級受験を決意した。8か月の学習期間では集中と休息のメリハリを重視。模試などアウトプットの際には、なぜ間違えたのか、どこが理解不足かを見直すことを徹底し、隙間時間にも間違えた論点を頭の中で思い出す工夫をした。直前期は簿記以外のことを考える暇がないほど没頭し、この経験を通じて勉強習慣や高度な簿記スキルが身についた。今後はこの知識を基礎として、公認会計士試験の合格や就職・進学の際の強みとして活用していきたい」(川部さん)

「日商簿記2級に高得点で合格し、自分の努力が成果として現れたことに大きな達成感を得た経験や、学習の過程で簿記が自分の強みを生かせる分野だと実感したことから、1級への挑戦を決意した。8か月の学習では平日3時間、休日6時間を目安に、インプットよりアウトプットを重視し、仲間と教え合いながら本番を見据えた時間配分の練習も重ねた。試験直前の約3週間は風邪で寝込み、これまでの努力を発揮できないのではないかという不安にさいなまれたが、体調回復を優先し前向きな気持ちを保った。この経験から、予期せぬ困難にも冷静に対応し最後まで諦めない力を身につけた。1級の学習で得た粘り強く取り組む姿勢や課題改善力を今後の学習の基礎とし、将来は公認会計士として社会の信頼を支える存在になりたい」(今井さん)

「姉が同じ部活で日商簿記1級を取得しており、高校入学後は自然な流れで簿記珠算部に入部した。当初は特別な目標はなかったが、学習を続ける中で簿記の面白さに惹かれ『絶対に合格したい』と受験を決意した。約8か月の学習では部活を中心に、寝る前やバスでの隙間時間も活用し動画講義や過去問題に取り組んだ。理解が進まず合格への不安からメンタル面で苦労する時期もあったが、先生や先輩の支えで自分のペースを保ち最後まで逃げ出さずにやり遂げられたことは、自分にとって初めての経験であり大きな成長となった。身につけた知識をまずは税理士試験(簿記論)の合格や全国高等学校簿記競技大会の成果につなげるとともに、学習で培った「諦めない力」を将来の選択肢を広げるための新たな挑戦にも生かしていきたい」(宮田さん)

【受験地商工会議所:近江八幡(滋賀県)】