日商簿記 [第149回1級・2018年6月10日施行]

奥村さんは、商業高校の授業で簿記の面白さに魅せられ同校簿記部に入部。レベルの高い多くの仲間と切磋琢磨する中で1級合格の実力を培い、昨年6月に実施された第149回試験において、見事、最も優秀な成績で合格されました。

平日は6時間、休日は15時間を最低限として1級合格のための学習を重ねてこられたそうですが、なかなか得点につながらない「苦しい時」も経験したようです。しかし、「解き方を暗記する勉強法」から「なぜ?を考える勉強法」に切り替えたときに、それまでの「苦」でしかなかった簿記が「楽しみ」に変わり、学習の成果が点数に結びつくようになったとのことです。「考える勉強」をするようになったことが、大きな転換点となり、簿記の学習を通じて物事の本質を見極める力が身についたと実感をもってお話しくださいました。

高校卒業後、中央大学へ進学した現在は、公認会計士試験の合格を目指し継続的・計画的に学習を行っているとのことです。今後は会計の道を究めるとともに、自身が実感した「人から教えてもらえるありがたさ」を糧に、お世話になった先生方のようにより多くの合格者輩出のために貢献していきたい、と語ってくださいました。

【受験地商工会議所:熊本】