[日商簿記検定全国大会]

岐阜県立岐阜商業高等学校は、簿記教育において輝かしい実績を誇っており、全校あげて日商簿記資格取得に取組み、最難関の1級においても毎年20名以上が合格するなど、全国屈指の名門商業高校です。今回の全国大会では、同校簿記部の精鋭によるチームが参加し、見事に最優秀の成績を収められました。

同校簿記部は、平日は放課後3時間、土曜は7時間簿記学習に励んでおり、顧問の田中先生によると、「生徒が簿記や会計の知識を修得し、社会に役立てることを本校簿記部の目標としています。日商簿記検定の内容は実務と直結しているのでビジネスで必要とされるスキルを身につけることができます。さらに、資格を取得していることで企業等から高い評価を得ることもできます」とのことです。

チームのメンバーである雪吉さん、清田さん、浅野さんからは簿記検定1級についてそれぞれ、「試験直前の学習で合格点をとれていたのに、試験本番で失敗したことがあり、一度間違えた問題の見直しを徹底してやり抜く姿勢ができました」(雪吉さん)
「合格点をなかなかとることができず苦労しましたが、諦めることなく見直しに取り組むことで、最後までやり抜くことの大切さを学ぶことができました」(清田さん)
「範囲が広く学習することが多いので、計画性や、一分一秒を大切に勉強することの大切さを学ぶことができました」(浅野さん)
と、お話しいただきました。

また、日商簿記検定全国大会へ参加したことで、他の参加者と比較し自分達のレベルを客観的に知ることができ、各人の学習に対するモチベーションが向上したそうです。さらに大会をきっかけに、生徒同士で積極的に勉強を教え合うなど、今まで以上に簿記部として連帯感が生まれるという相乗効果もあったとのことです。

【受験地商工会議所:岐阜】