日商簿記 [第144回1級・平成28年11月20日施行]

公認会計士を目指して、高校(岐阜県立岐阜商業高等学校)で所属する簿記部の活動を通じ学習に邁進している雪吉さんは、日商簿記検定1級において最も優秀な成績で合格されました。また、日商簿記検定全国大会の優勝チームの主将も務め、今回、個人と学校の双方で表彰者となるだけでなく、本表彰制度の開始以来、最年少の最優秀者となる快挙も達成されました。

「高校入学後から簿記の学習を始め、2か月で日商簿記2級まで取得できましたが、1級取得にはやはり時間がかかりました。受験回数を重ねるごとに合格への意欲が強くなり、一度間違えた問題は類題を活用して反復練習を行い、弱点を克服したことで合格することができました」と語る雪吉さん。

公認会計士育成を目的に、同校と連携している大学の教材を使用して基礎を固めたほか、公認会計士に合格した卒業生の指導を受けるなど、実践に近い環境で日々学んできたとのことです。

これから受験される方には、「復習が何より大切です。問題を解いて点数を確認して終わるのではなく、間違えた箇所を見直し丁寧に復習を行い、次に備える姿勢を整えていくことで自ずと実力がついていきます」とアドバイスをいただきました。

今後は、「公認会計士資格の勉強とともに、後輩指導にも力を入れ、本校簿記部から1人でも多くの1級合格者を出せるように頑張ります」と力強く語ってくださいました。

【受験地商工会議所:岐阜】