日商簿記 [第143回1級・平成28年6月12日施行]

専門学校生の北尾さんは、公認会計士試験合格を目指す過程で必要とされる計算力や知識を修得するため、日商簿記検定1級を受験し、最も優秀な成績で合格されました。

簿記3級を取得したうえで、昨年の4月に専門学校に入学し学習を続けられました。初めの2か月ほどは講義で知識・解法をインプットし、続く1か月は問題を解いてアウトプットの修練を重ねる毎日でした。授業時間を含め1日10時間以上は机に向かう日々で、学習内容を確実に身につけ、専門学校入学後約3か月で日商簿記1級に合格し、見事に最優秀の成績を収められました。12月には公認会計士短答式試験にも合格され、現在は論文式試験に向けて学習を継続されています。

これから勉強する方々に向けて、アドバイスを伺ったところ、「最低限の理解をしたうえでとにかく問題を解き続けることが大事。間違えた箇所は、分かったつもりで終わらせずに自分の頭と言葉で整理することも大切だと思います」とお話しいただきました。

公認会計士論文式試験に向けて、「簿記の延長線上にある会計学を得点源にして、合格をつかみたい」と抱負を語ってくださいました。

【受験地商工会議所:京都】