日商簿記 [第140回1級・平成27年6月14日施行]

明治大学に在学中の段さんは、大学で国際会計のゼミに所属し、公認会計士を目指しています。公認会計士試験は、勉強期間が長期に渡るため、学習の中間的な目標として、日商簿記検定1級を受験し、最も優秀な成績で合格されました。

受験に向けて、大学の会計専門職の養成機関である経理研究所で、簿記1級の講義を受講して理論を固めるとともに、予備校の公認会計士試験の講義にも出席し、直前には9回分に相当する予想問題をこなして、本番に挑みました。試験対策としては、正確性とスピードを意識しながら問題演習に励み、問題演習の中で解けなかった問題を詳細に分析して、メモを取りながら学習を進めたそうです。

これから受験される方に向けては、「基礎を固め、一つ一つの仕訳や処理を正確に理解することが大切だと思います。理解が伴えば時間が経過しても忘れにくいと感じています。また、本番で本来の実力を発揮できるように、自分の中で問題を解く前のルーティーンを決める等の工夫も有効だと思います」とアドバイスをいただきました。

「簿記1級の試験問題は難しく感じられましたが、一つでも多くの問題を解こうと時間いっぱいまで問題に挑み続けました。この経験を通じて、目標のために、最後まで諦めない自分に成長できたと思います。これからも公認会計士試験合格に向けて、また合格後活躍するためにも、簿記1級で学んだことを活かしていきたいと考えています」と抱負を語ってくださいました。

【受験地商工会議所:東京】