簿記(第131回1級・平成24年6月10日施行)

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―簿記検定1級にチャレンジしようと思ったきっかけを教えてください。

公認会計士試験の勉強を以前からしていたのですが、厳しい結果が続いていたため、それまで勉強してきたことについて何か成果として残せるものが欲しいと思ったことと、 公認会計士試験に対してのモチベーションが下がり気味であったため、何か刺激となるものを入れて、以後の勉強を続ける際の励みにしようと思い、受験しました。 また、それまでの公認会計士試験で学んできた知識を活かせると思ったことも理由の一つとしてあります。

―具体的な学習方法や学習過程で大変だったことがあれば教えてください。

簿記1級の為の勉強としては、毎日過去問を1回分ずつ解きました。また、公認会計士試験の勉強での知識が大いに役立ちました。

―1級合格によるメリットや、同種の検定試験の中から商工会議所の検定試験を選んだ理由を教えてください。

メリットは、現在、アルバイトとして働いている企業の経理部に採用が決まったことだと思います。就職活動などで、自分のこれまでの努力や知識・能力を相手に伝えるには、保有している資格を示すのが有効であると思いました。 他の簿記検定と比べて知名度も高く、信頼性の高い資格試験であると思ったため、商工会議所の簿記検定を選びました。

―今後、資格をどのように活かしていきたいですか?

まずは今年の公認会計士試験に合格することが当面の目標なので、簿記1級の合格で得た自信を胸に、これからの勉強に励んでいきたいと思います。その際は、今回の試験の勉強をしていた時のように、つまらないミスをしないように気をつけたいです。 また、簿記の勉強で学んできたことが現在の仕事でも実際に行われていることを実感しているので、これから仕事を行っていく上でも、具体的な会計処理やその処理の基にある考え方等、学んだ知識を活かしていきたいと思っています。

―これから受験される方へのアドバイスをお願いします。

簿記の勉強がある程度進んだ頃、なかなか過去問や本番に近いような問題が解けずにいた時に、最初の方の基礎的な問題を一通り復習したところ、それまでよりも明らかに解けるようになり、また、解くスピードも上がりました。これから受験される方も予備校などで何度も言われていることだとは思いますが、合格するには、基本的な内容を確実にできるように勉強することが最も大事なことであると思います。 また、商工会議所の簿記検定は出題形式が安定しており、基礎的な知識で解ける問題が必ず含まれているので、そういう問題から落ち着いて解いていくことが重要だと思います。


【受験地商工会議所:横浜】