(左から)石井氏、杉山氏、小林会頭、小枝氏

[日商簿記全国大会「日商簿記-1グランプリ」]

石井 桜妃(イシイ サラ) 氏、小枝 孝祐(サエダ コウスケ) 氏、杉山 奈々(スギヤマ ナナ) 氏

岐阜県立岐阜商業高等学校からは6チームが参加し、高校生の部全国第1位となったのは3名から成るチーム「簿記は裏切らない」でした。同校では、学校全体で日商簿記検定に取り組んでおり、1年生で3級、2年生で2級を全員が受験しています。毎年200人以上の生徒が日商簿記2級に合格しています。

さらに、会計科および簿記部に所属する生徒は日商簿記1級に挑戦し、毎年約20人の合格者を輩出しています。1級に合格する生徒は大学に進学し、公認会計士を目指しています。2023年度は高校3年生で公認会計士短答式試験に合格した生徒もいます。

チームのメンバーである石井さん、小枝さん、杉山さんからは、それぞれ以下のお話をいただきました。

「(高校を卒業し)現在、会計事務所で働いていて、企業の月次入力の際に今まで習ってきた簿記を生かせています。これから決算などさらに高度な知識が必要とされるため、事務所に必要な人材となるよう簿記の勉強を継続してもっとスキルアップしていき、将来は税理士を目指したいです」(石井さん)

「1級になかなか合格できなかったところ、勉強方法を一から見直すことで、高得点で合格できました。この経験を通じて自分に自信を持つことができたのが一番の成長だと思います。これは簿記の勉強だけでなく、これから社会に出て働いていく中でも大切なことだと思っています」(小枝さん)

「3回目の1級受験で、90点以上を目指して勉強し、目標を果たすことができて嬉しいです。今後、公認会計士試験の勉強をしていく中で、 財務会計論や管理会計論では日商簿記1級の知識を生かすことができます。1級合格はあくまでも通過点として捉え、公認会計士試験の勉強をしていくうえでの土台として、 これからも大切にしていきたいです」(杉山さん)

【受験地商工会議所:岐阜(岐阜県)】