日商簿記 [第158回1級・2021年6月13日施行]

慶應義塾大学に在学中の藤木さんは、会計や税務、経営などを学ばれており、公認会計士を目指す過程として簿記1級の取得を目指され、21年6月施行の第158回試験を受験し、最も優秀な成績で1級に合格されました。

藤木さんは公認会計士試験の勉強で培った知識があったため、1級の学習においては問題の形式に慣れることを重視し、過去問題や本番形式の実践問題集を使って知識の定着をはかり、解答感覚を養うことを意識していたそうです。

また勉強の工夫点について、 「1日のうちに最低限やるべきことをタスクベースで明確化することを心掛けました。出題範囲も広く、なかなか一筋縄ではいかないと感じていたため、大学1年生の春から一定のペースを保ち、できるだけ通学の電車内でも参考書を読む等、隙間時間を見つけて勉強することを心掛けました」と藤木さんは話します。

新型コロナウイルスによる試験の中止や受験会場の人数制限により、受験できない期間が続き、悔しい日々が続いた藤木さん。そういった中でも日々勉強を継続することで、「簿記の勉強を通じて、『自分の長所は粘り強さです』と自信を持って言えるぐらいには成長できた」と、ご自身の変化について語っておられました。

すでに公認会計士試験にも合格されている藤木さんは、「資格は信頼に繋がると思いますが、資格の肩書に頼らずに、簿記1級を受験し合格した頃よりも精進していきたいです」と今後の抱負を語ってくださいました。

【受験地商工会議所:藤沢】