日商簿記[第156回1級・2020年11月15日施行]

大学(関西学院大学)に在学中の富澤さんは、公認会計士の試験合格を目指し、予備校に通いながら学習に取り組んでおり、その成果を確認し、自信をつけることを目的に、20年11月施行の第156回試験を受験、最も優秀な成績で1級に合格されました。

1級の学習は「まず予備校の教科書を読み、内容の理解度に関わらず問題集でその論点における問題を繰り返し解き、徐々に会計処理の方法を覚えていきました。その上で、理解できなかった論点は再度教科書を読み込むという反復学習を徹底しました。これにより知識が整理されるとともに、長期記憶として定着につながりました。また、正しい考え方も理解したことで、理論問題にも対処できるようになりました」と話す富澤さん。

また、「最初に教科書を読んで理解できなかった時は、訳も分からず計算方法だけを暗記してひたすら問題を解くだけの作業となり、勉強に楽しさを見出せず苦労しました。しかし、その作業を乗り越えてもう一度教科書を読み、会計処理の意味が理解できた時、喜びを感じることが何度もありました。はじめは全く理解できなくても、とにかくまずはやってみるという姿勢が身に付きました」と、富澤さんは学習の効果などを話します。

「資格取得の学習を通じて習得した簿記の知識をはじめ、身に付いたこの姿勢を、公認会計士試験の受験はもちろん、勉強全般や仕事など様々な場面に生かしていきたいです」と、富澤さんは抱負を語ってくださいました。

【受験地商工会議所:赤穂】