少子高齢化により我が国の労働力人口が急速に減少する中、企業においては深刻化する人手不足の克服に向けて、ITの利活用や人材育成などを通じて生産性向上に取り組むことが大きな経営課題となっています。
生産性向上を図るには、自社の製品・サービスの原価(コスト)と売上、利益を正確に把握しておくことが必要であり、これを求める「原価計算」は、生産性を見える化し、その向上を図るうえで必須となる知識・スキルです。
ついては、企業の人材育成ニーズに応えるため、現行の簿記検定試験(初級~1級)に加え、原価計算初学者向けの入門級として、原価計算の基本的な考え方や知識を理解・習得でき、企業人として原価意識の醸成に資する「原価計算初級試験」を創設し、2018年度から施行することといたします。
新しく設けた「原価計算初級試験」が定着・ご評価いただき、皆様の簿記・会計の学習・指導の一助となりますことを願っております。

期間 受験者数 合格者数 合格率
2022年4月1日~2023年3月31日 1,453名 1,314名 90.4%
2021年4月1日~2022年3月31日 1,753名 1,569名 89.5%
2020年4月1日~2021年3月31日 1,870名 1,705名 91.2%
2019年4月1日~2020年3月31日 1,788名 1,641名 91.8%
2018年4月1日~2019年3月31日 2,098名 1,954名 93.1%

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