趣旨・内容について

少子高齢化により我が国の労働力人口が急速に減少する中、企業においては深刻化する人手不足の克服に向けて、ITの利活用や人材育成などを通じて生産性向上に取り組むことが大きな経営課題となっています。
生産性向上を図るには、自社の製品・サービスの原価(コスト)と売上、利益を正確に把握しておくことが必要であり、これを求める「原価計算」は、生産性を見える化し、その向上を図るうえで必須となる知識・スキルです。
ついては、企業の人材育成ニーズに応えるため、現行の簿記検定試験(初級~1級)に加え、原価計算初学者向けの入門級として、原価計算の基本的な考え方や知識を理解・習得でき、企業人として原価意識の醸成に資する「原価計算初級試験」を創設し、平成30年度から施行することといたします。
新しく設けた「原価計算初級試験」が定着・ご評価いただき、皆様の簿記・会計の学習・指導の一助となりますことを願っております。

概要

  • 程度・能力
    原価計算の基本用語や原価と利益の関係を分析・理解し、業務に利活用することができる。
  • 受験資格
    制限なし
  • 合格基準
    100点満点で70点以上を合格とする。
  • 試験時間
    40分
  • 試験方式
    インターネットを介して試験の実施から採点、合否判定までを行う「ネット試験」で施行する。
  • 試験会場
    商工会議所ネット試験施行機関
  • 試験日
    試験施行機関が日時を決定
  • 受験料
    2,200円(10%税込)

出題範囲・内容

原価計算初級試験(出題範囲・内容).pdfをダウンロード