日商ビジネス英語検定とは

従来の英語学習を超えて、未来の糧となる、確かなビジネス英語をあなたに。

<ビジネスにおける英語コミュニケーションの課題>
 ビジネスで英語を使うことのある社会人からは、「英語のプレゼン資料は、時間はかかったとしても何とか作れるし、会議でも予め用意したメモを英語で読み上げることはできる。しかし、相手の話をその場で理解して即答することが難しい」「英語での日常会話や仕事でそれほど困ることはないが、相手との距離を縮めるスモールトークが苦手である」などの声が聞かれます。

<新しい形式の英語試験に期待>
 こうした力を身につける手段として、「ビジネスシーンで必要とされる英語力を測定・認定する試験があれば活用したい」「会議、旅行などではなく、交渉など複雑な場面設定の試験があれば挑戦したい」などの声が寄せられています。また、そのような試験を「会場に出向かず自宅などで受験できる」ことが求められるようになっています。

<時代に合わせて全面リニューアル>
 日本商工会議所・各地商工会議所は、「産業人材の育成」を目的とし、日商簿記・日商珠算をはじめ各種検定試験を長年にわたって施行しています。その一つである「日商ビジネス英語検定」は、1962年創設の「商業英語検定」を源流とし、2004年から現在の名称で試験を実施してまいりました。
 従来の「日商ビジネス英語検定」では、主に貿易書類や英文レター等の定型に沿って「書く力」を重視してきましたが、ニーズの変化を踏まえ、リニューアル後は「即答力」を重視した試験とし、新たにスピーキングとリスニングの問題を導入することとしました。また、受験者の英語力やその伸長度を把握しやすくするため、級別に合否を判定する方式から、得点でレベル判定をする方式に移行します。加えて、自宅等のパソコンで受験できるIBT(Internet Based Testing)方式を、日本商工会議所が主催する検定試験では初めて採用します。

4つのキーワード

 今回のリニューアルのポイントは以下のとおりです。
 1.「即答力」が求められる実際のビジネスシーンを想定した出題
 2.「スピーキング・リスニングを含む英語力」を一つのテストで測る
 3.「スコア制」により、実力の伸長度がわかりやすく
 4.「自宅のパソコンで受験」するIBT方式(Internet Based Testing)を採用

本検定で問われる力

「日商ビジネス英語検定」では、実際の国際ビジネスにおいて、企業内外の利害関係者と円満な人間関係を構築し、ビジネスの目的達成を果たすために必要な、英語による即時回答力を重視しています。

  • ビジネスで直面するシチュエーションにおいて、即時かつ正確に相手の発言内容を理解し、的確に応答することのできる力
  • 相手との距離を縮めるスモールトーク(世間話や気軽なジョークなど)ができる力
  • 文化的・哲学的・歴史的な背景に基づくキーワード・キーセンテンスを理解し、適切に引用できる力
  • ビジネスに関する提案を承諾してもらうための、英語による論理的かつ具体的な表現力・説得力(交渉力)
  • 貿易実務、経営学、マーケティング、ビジネスに関わるような時事を理解し、ビジネスに活用することのできる力

サンプル問題

リニューアル後の本検定の受験に向けた学習ツールとしてご活用ください。

日商ビジネス英語検定サンプル問題

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