公的年金制度を説明、広報する際に必要となる要点をまとめました。
項目別に順次公開致します。(公的年金保険研究会シラバスより)
※ご利用の際は、引用元である「公的年金保険研究会」及び「項目№」の明記をお願いします。

●公的年金制度の理念・意義から
1. 公的年金は「保険制度」
2. 公的年金と生活保護の違い
3. 公的年金保険は、就労に促進的な制度であること
4. 公的年金保険には障害年金や遺族年金があること
5. 公的年金保険では生きている限り、将来の経済状況に見合った額を生涯受け取れること
6. 公的年金保険は社会的扶養の仕組みであること
7. 公的年金保険が「積立方式」ではなく、「賦課方式」を採用していること
8. 賦課方式の公的年金保険に積立金があることの意味とその役割
9. 少子高齢化への対応として給付の自動調整の仕組みがあること
10. 雇用環境を整えるなど公的年金保険の加入を長くすればより高い給付水準を確保することができること
11. 公的年金が保険方式であることの意味と国庫負担投入の意味
12. 公的年金の実質価値を保障する仕組みと給与水準を示す指標
13. 「基礎年金」は厚生年金保険における所得再分配を行う役割を果たしていること
●公的年金の仕組み・手続き等
14. 公的年金保険の構造・種類(国民年金・厚生年金)
15.   公的年金保険と私的年金の違い(年金制度の全体像)
16.   公的年金保険への加入と種別
17.   公的年金保険の給付の種類
18. 学生納付特例とその手続き
19. 保険料免除・(若年者)納付猶予・学生納付特例の違い
20. 年金額改定の仕組み
21. 年金を受け取るための要件と年金額計算の仕組み(老齢・障害・遺族)
●不信論・誤解論から
22. 未納が増えても年金は破たんしないこと
23. 「世代不公平論」が建設的な議論ではない理由
24. 生涯支給である公的年金保険を金銭の損得論で議論するものではないこと
25. 積立方式への移行は少子高齢化の解決とならないこと
26. 支給開始年齢の引上げと、受給開始時期の自由選択の意味・違い

●課題や今後の方向性から
27. 今後は公私の年金を合わせて老後の生活保障をどのように確保していくかも必要なこと
28. 社会保険の適用を拡大することが重要な理由、社会保険加入のメリット
29. 人生100年時代に適したWork Longer社会は、老後の生活にも有利であり、さらに年金の受給開始時期は選択できること
30. 将来の給付水準の確保とマクロ経済スライド調整の早期化
31. 受給資格期間が 10 年になっても 40 年納める義務があることに変わりないこと
32. 将来生活設計・老後所得保障と公的年金保険
33. 令和元(2019)年財政検証とオプション試算について