日商ネット試験施行にあたってのネットワーク環境の確認について
日商ネット試験はインターネットを経由して試験問題の配信や採点を行いますので、ネットワークの通信能力が、安定した試験の実施に大きく影響します。
特に、電子会計実務試験とビジネス英語検定は試験問題および付随するデータの量が多いため、ネットワークの通信能力が不足していると正常に問題を読み込めず、試験の中断を余儀なくされるようなトラブルの原因になる可能性があります。
できるだけ円滑に試験を実施していただくために、下記の手順に従って通信能力の確認をお願いする次第です。
ここでいう「通信能力」とは、単にインターネット回線の通信速度のことではありません。試験会場に設置されている通信機器(ルータやハブなど)が接続された状態において、ネットワーク全体としてどれだけの処理能力があるかを指しています。
確認手順
- 対象となる試験用パソコン全部を同時に操作する必要があるため、試験用パソコンの台数と同じ数の操作者を集めてください。
- 試験用パソコンの電源を入れてOSを起動し、ログインしてください。
なお、ログインするアカウントの権限については、ウェブブラウザでインターネットにアクセスできれば良いので、必ずしもアドミニストレーター権限である必要はありません。
- ウェブブラウザを起動し、本ページのURLを入力して表示してください。
- 下記の確認開始ボタンにマウスカーソルを合わせてください。
※マウスカーソルは合わせるだけで、クリックはしないでください。
- 操作者全員がマウスカーソルを合わせたら、誰かひとりの合図に合わせて全員同時にボタンをクリックしてください。
※「全員同時」であることが重要です。バラバラにクリックして通信に時間差があると正しい確認ができません。
- クリックすると別ウィンドに確認用のページが表示されます。
確認ページはすべて画像で構成されています。下記「ネットワークの通信能力に問題がないとき」にあるように、30枚の画像がすべて表示されるのが正常な状態です。
- 対象としたすべての試験用パソコンで確認用のページが正常に表示されていれば、ネットワークの環境に問題はありません。
- しかし、「ネットワークの通信能力に問題があるとき」のような表示(一部の画像が抜け落ちる)になってしまう試験用パソコンがある場合は、ネットワークの通信能力に問題がある可能性が考えられます。
- また、通信能力が極端に不足している場合には、ウェブブラウザとウェブサーバ間の通信がまったく行えず、確認用のページ自体が表示できなくなることもあります。
このときは、「通信能力が極端に不足しているとき」のようにウェブブラウザのエラーが表示されます(ここで示す画面はウェブブラウザがIE7の場合)。
【ネットワークの通信能力に問題がないとき】 |
【ネットワークの通信能力に問題があるとき】 |
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【通信能力が極端に不足しているとき】 |
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下記のボタンを全員同時にクリックしてください。
画像が正常に表示されない場合
ネットワークの通信能力が不足している可能性があります。能力不足の原因には次に挙げるものがあります。
1.インターネット回線の通信速度が不足している
できるだけ安定して試験を実施するためには、受験者一人当たり2Mbps以上の通信速度が望まれます(試験科目によっては2Mbpsを下回っていても良い)。また、通信速度の変動が少なく安定していることも重要です。
インターネット回線に関する注意事項については下記のリンクを参照してください。
2.ルータの処理能力が不足している
インターネット回線の通信速度が十分であっても、回線の接続に使用しているルータの処理能力が不足していると、正常に通信が行えない場合があります。
特に、多数のパソコンが同時にインターネットへアクセスした場合には、ルータの処理能力不足が顕著になるので、パソコンの台数とルータの処理能力とのバランスが適正であることが重要です
ルータに関する注意事項については下記のリンクを参照してください。