株主資本の計数の変動

資本準備金や利益準備金および任意積立金の減少は、従来1級の範囲とされてきましたが、会社法の制定以後、株主資本の計数の変動は株主総会の決議を得ていることを条件に比較的容易に行い得るようになっています。このことを考慮して、複雑な計算を伴うものでないならば2級で出題したとしても特段の問題はないと考えられるため、「株主資本の計数の変動」として一括して表記することとされました。

<仕訳例>
(1) 株主総会の決議により、資本準備金¥10,000,000を減少して資本金に組み入れた。

(2) 株主総会の決議により、利益準備金¥10,000,000を減少して資本金に組み入れた。

(3) 株主総会の決議により、その他資本剰余金¥10,000,000を減少して資本金に組み入れた。

(4) 株主総会の決議により、繰越利益剰余金¥10,000,000を減少して資本金に組み入れた。

 

No. 借方科目 金額 貸方科目 金額
(1) 資本準備金 10,000,000 資本金 10,000,000
(2) 利益準備金 10,000,000 資本金 10,000,000
(3) その他資本剰余金 10,000,000 資本金 10,000,000
(4) 繰越利益剰余金 10,000,000 資本金 10,000,000