4.ビジネス文書科目出題ポイント(17年度)

※試験問題は、ビジネス社会の実情に基づき、「パソコンのソフトウエア」を中心に作成しているため、「ワープロ専用機」で受験する場合は、不利になる可能性があります。

ビジネス文書(1級)

出題方式 あらかじめ受験の前に入力した文章、データ等のファイルを参照・活用する方式。受験申し込み時に受験者に資料(文章、データ等)を紙媒体で配付する。受験者はその資料内容を、試験会場が対応可能な外部記憶媒体に入力して持参する。
※受験申し込み時に渡す資料を「事前入力データ」と呼ぶ
試験時間 45分
答案用紙 A4判用紙2枚以内
主な出題内容 ・ 文書による起案
・ 文書による部分的な起案
・ 文書の合成
・ 文章内容の構成
・ 既存文書の編集
・ 与えられた条件による文章の作成・起案
・ 文章の要約・抜粋・分類
・ 数値データ等の加工・分析(計算、表・グラフの作成等を含む)など

ビジネス文書の作成等に関する応用的な技能を問う。
文書の種類 ビジネス文書全般
 (例)○提案書 ○企画書 ○報告書 ○記録書 ○取引文書
    ○解説書 ○会議資料 ○販売促進資料 ○プレゼンテーション資料など
出題の範囲
(技能・機能)

ビジネス文書科目の作成等に関する応用的な能力
1. 2級の内容を高度化したもの
2. ビジネス文書の作成、ならびに表現方法等に関するすべての技能・機能

ビジネス文書(2級)

出題方式 あらかじめ受験の前に入力した文章、データ等のファイルを参照・活用する方式。受験申し込み時に受験者に資料(文章、データ等)を紙媒体で配付する。受験者はその資料内容を、試験会場が対応可能な外部記憶媒体に入力して持参する。
※受験申し込み時に渡す資料を「事前入力データ」と呼ぶ
試験時間 40分
答案用紙 A4判用紙2枚以内
主な出題内容 ・ 指示による文書の作成、配置
・ 文書の合成
・ 情報の取捨選択
・ 既存文書の編集
・ タイトル・見出しなどの作成、選択、配置
・ 与えられた条件による文章の作成、部分的起案
・ 文章の要約・抜粋・分類
・ 数値データ等の加工・分析(計算、表・グラフの作成、配置等を含む)など
・ 箇条書き
・ 体言止め
・ 敬語表現
・ 文体、表記・表現の統一

ビジネス文書の作成等に関する標準的な技能を問う。
文書の種類 ビジネス文書全般
(例) ○提案書 ○企画書 ○報告書 ○記録書 ○取引文書 ○解説書
    ○会議資料 ○販売促進資料 ○プレゼンテーション資料 など
出題の範囲
(技能・機能)

ビジネス文書科目の作成等に関する標準的な能力
1. 3級の内容を高度化したもの
2. 以上のほか
 (1)文書合成〔ファイルの呼び出し〕
 (2)文章の編集〔段組み、置換、枠あけ など〕
 (3)数値データ等の加工〔計算、グラフ など〕
 (4)特殊文字〔上/下つき文字、ルビ、略号 など〕
 (5)情報の取捨選択〔ソート、セレクト〕
 (6)外字作成
 (7)文書の書式〔行ピッチ、文字ピッチ〕
 (8)ヘッダー、フッター
 (9)図の作成と編集・図中の文字の編集など

ビジネス文書(3級)

出題方式 問題1により文書作成をしたあと、問題2で問題1で作成した文書の修正・編集などを行う方式。
試験時間 25分(このうち、問題2の修正・編集時間は10分)
答案用紙 A4判用紙1枚
主な出題内容 ・ 指示による文書の作成 、配置
・ 定型文の作成、訂正
・ 日常的に使われるビジネス用語(時候のあいさつや頭語・結語など)の選択
・ タイトル・見出しなどの作成、選択
・ 情報の取捨選択
・ 一部の変更により発生する関連箇所の訂正
・ 表の作成と編集
・ 簡単な作図
・ 簡単な計算 など

ビジネス文書の作成などに関する基礎的な技能を問う。
文書の種類 基礎的なビジネス文書
 (例)○社外文書(通信文書、社交文書、取引文書など)
    ○社内文書(連絡文書、報告書、記録書など)
出題の範囲
(技能・機能)

ビジネス文書の作成などに関する基礎的な能力
(1)文字列の編集 〔移動、複写、挿入、削除 など〕
(2)文書の書式・体裁を整える 〔センタリング、右寄せ、インデント、タブ、小数点揃え、部分的な縦書き、均等割付けなど〕
(3)文字修飾・文字強調 〔文字サイズ、書体(フォント)、網かけ、アンダーライン など〕
(4)表の作成・編集〔各種罫線処理、表内の行・列・セルの編集と表内文字列の書式体裁など
(5)簡単な図形の作成 〔だ円、四角形、斜線、曲線など〕
(6)簡単な計算
(7)文字・記号入力 〔ローマ数字(大文字、小文字)、丸つき数字〕〔7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合(JIS X0208)〕
(8)校正記号による処理

(注1.) 本表の出題範囲は、日本語文書処理技能(日商文書技能)検定試験実施細則第5条「科目および内容」のうち、ビジネス文書科目(1〜3級)の級別出題範囲(技能・機能)を示すものです。
(注2.)

表の見方

  1. 表中各級の出題の範囲の、(1)、(2)・・・の各項目は技能の範囲を、〔 〕内の各項目は機能の範囲を示します。
  2. 本表は、1.出題される「技能の範囲」と、2.これを処理(解答)するために必要な「機能の上限」を示すものです。
    したがって、級ごとに示した機能が活用できないと、出題される課題の処理(解答)が困難になる場合もあります。
    <例>
    [課題]
    名簿の整理
    [出題範囲]
    2級:2.(5) 情報の取捨選択
          〔ソート、セレクト〕
    3級:(1) 文字列の編集
          〔移動、複写、挿入、削除など〕
    [考え方]
    3級は「移動」「複写」「挿入」等「文字列の編集機能」で解答できる程度の課題ですが、2級においては機器に装備されている「ソート」「セレクト」等の機能を活用しなければ、十分な解答をえることができないと考えられる程度の課題が出されることになります。
    ただし、これらは各級における機能の上限ですから、3級で「ソート機能」を使ってはならないということではありません。
  3. 本表に記した用語ならびに定義は、主として日本工業規格(JIS)で定められた「情報部門の各規格(JIS X)」、「日本語ワードプロセッサ用語(JIS B 0191)」等に準拠します。
  4. 校正記号は、JIS「校正記号」(JIS Z8208)等に準拠します。
  5. JIS「情報交換用漢字符号−補助漢字」(JIS X0212)は含みません。
  6. 2級(4)略号とはJIS(X0208)に定められていないが、一般によく使われている記号などです。
    (例)、(株)、(有)、(注)、〔学〕、〔研〕などの記号。