昨年9月に(財)日本コンピュータシステム販売店協会(コンピュータシステム販売に関する調査研究、人材育成、普及及び啓発、情報の収集及び提供を行う業界団体)が実施した中小企業IT化実態調査には、東京商工会議所(千代田支部、港支部、墨田支部、荒川支部)、市川商工会議所、川越商工会議所が協力し、中小企業経営者またはIT化推進責任者から直接得た回答により結果をまとめています。
同協会のご好意により、本報告書から概要の一部を抜粋して、中小企業を取り巻くIT化の実態についてご紹介します。 |
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■9割以上が「ITは重要」
経営者のIT化に対する意識は極めて高く、「IT化は経営上どの程度重要か?」という問いに対して、66.3%が「重要である」と回答しており、「どちらかといえば重要である」と合わせると96.1%になります。業種別では、「小売」「卸売」「製造・その他」に比べて、「サービス」の意識が特に高く、「重要である」が76.0%で、「どちらかといえば重要である」と合わせると100.0%(無回答を除く)となりました。
パソコンの導入状況を見ても、全回答企業の57.8%で「ほぼ1人1台」の体制が整えられています。また、インターネットの導入率は96.3%であり、政府の「e-Japan計画」で示されている2003年度の目標値にかなり近づいてきていると言えるでしょう。 |
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■ITは経営に生かされているか?
しかしながら、現状のIT化について、「大変満足」と回答した企業はわずか2.4%で、反対に、「やや不満足」「全く満足していない」という回答の合計は半数を越えました。
さらに、様々な経営課題に対するIT導入前の期待度と、IT導入後の満足度について尋ねたところ、いずれの経営課題においても当初期待した成果を上げられていない傾向が見られます。 |
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■「ITベンダーは最適な提案を行ってくれない」
このように、多くの中小企業はIT化の重要度を認識し、IT化に取り組んでいながら、経営に役立つような成果を上げられずにいます。その要因は様々ですが、中小企業内における担当者の、企画力や問題解決能力も十分とは言い難いことは、大きな阻害要因の一つです。また、IT導入の前段階でIT化企画・設計を担当するITベンダーのコンサルティング能力が不十分なことが挙げられ、中小企業内担当者、ITベンダーの双方にIT活用能力の向上が望まれます。 |