DCプランナー(企業年金総合プランナー)認定試験(1級・2級)は、現行の年金制度および確定拠出年金などの新たな年金制度、投資に関する基礎知識、ライフプランニングについての知識を併せ持ち、適切な情報提供・アドバイスができる人材の育成を目的に実施しているものです。
この試験の合格者のうち、希望者は「DCプランナー(企業年金総合プランナー)」として資格を登録することができ、「1級DCプランナー(企業年金総合プランナー)」または「2級DCプランナー(企業年金総合プランナー)」という資格の名称を名刺や履歴書等に記載できるとともに、日本商工会議所が監修し、発行しているメールマガジンや会報「企業年金総合プランナー」等の各種広報媒体により、最新の年金関連情報を入手できます。
こうした情報を日々の活動の中で活用できるDCプランナー(企業年金総合プランナー)は、DC(確定拠出年金制度)にだけ詳しい専門家ではなく、年金制度全般にわたる専門的な知識に加え、投資やライフプランニングに関する知識も有した公共性と専門性を兼ね備えた"企業年金総合プランナー"ともいえます。このようなことから、新しい年金制度を適切に運営・管理できる実務家として、法令を遵守し、加入者保護の観点から説明責任や受託者責任を果たすといった役割が期待されています。
試験を創設した平成13年9月から、平成22年10月までの1級と2級の受験者数の累計は、約11万人を数え、合格者数は3万1千人を越えました。このうち、現在、約6千人(1級:約2千人、2級:約4千人)の方がDCプランナー(企業年金総合プランナー)としての資格の登録を行い、金融関連分野を中心にご活躍いただいております。
平成24年3月末で税制適格年金制度が廃止されることに伴い、既にDCプランナー(企業年金総合プランナー)等からのアドバイスにより、対策を講じている企業が増えつつありますが、「退職給付(退職一時金・退職年金)制度を廃止するのか」あるいは「退職給付制度は残し、他の制度に移行するのか」という問題に対応していない企業も相当数あり、十分ではありません。こうした状況の中、"企業年金総合プランナー"である「DCプランナー」の果たすべき役割は重要です。
日本商工会議所では、今後もより多くの方々に「DCプランナー(企業年金総合プランナー)」としてご活躍いただくために、この試験を受験される皆様の学習の一助として、平成15年9月に実施した試験から、試験実施後に各級の講評を公表しております。今般、第15回1級、第16回2級の講評を下記に掲載いたしましたので、この講評を参考にして、受験される皆様方が一層研鑽されることを期待いたします。